おけいこの日記

ここは、日本最底辺。

夜ごはん。

スクランブルエッグと、ゆでた小松菜と、チルド餃子と、米予定です。


何度かパパに運ばれて、家に戻ってを繰り返したあたし。
よつ国から、踊り子と、じいさんとのハーフで母の腹違いの姉が
市町村に怒鳴りこんだことでおけいへの人柄設定などがこの時辺りから
決まった。もうどうしようもないと、
しばらくとんちゃんハウスに預けられることになった。
おけいは、どうしようもない赤ちゃん。
大学の医師がやってる、宗教経営母体で、
とにかく、家庭で何かあった子どもを預かるところだった。
芸者小屋へ子どもが売られる前にいったん預かってもらうところね、
と、前の人柄が残っていたあたしは、暢気に言っていた。
おけいよりもひどい目にあった子が何人かいた。
あんたみたいな甘い人柄の子は、孤児院ではやっていけない、
あんな子みたいに強くないとって、超白くて美人のお姉ちゃんがハウスに来た時、
とんちゃんのおばちゃんがおけいに言った。
前の奥方の人柄から、今の低姿勢のおけいへと
人柄が変わって、固定したのはとんちゃんハウスでだった。
とんちゃんっていう小柄の美人のおばさんが、世話をしてた。
とんちゃんは、看護師だったと思ってる。
高熱を出して、苦しんでいても誰も来てくれなかったけど、
点滴なんかの治療はしてもらえて、そばであのデカいお兄ちゃんが
ずっと私の拭き掃除をしていた。
臭いところを発見すると丁寧に清拭してくれた。
そのおかげで、終末だったあたしは普通の赤ちゃん程度に回復した。
とんちゃんははげていなかったけど、人に勧められたかつらを持っていて、
お兄ちゃんはおけいのママになるときに、かつらを着用した。
お兄ちゃんには何度か暴力をされた。
お兄ちゃんもまた何かの被害者だったことは覚えてる。


と、ほんまなん?
って話^^。