おけいこの日記

ここは、日本最底辺。

弁当、朝食。

弁当。

朝食。


とんちゃんハウスで、テレビドラマがやっていて、
ハウスの一員、みんな毎日昼のドラマを
とても楽しみにしていた。
あなたのことを愛しているのよ、と主人公の女が言っているのを見て、
お兄ちゃんがかつらをかぶりはじめて、女装するので
ハウス全員で、お兄ちゃんを見て、大爆笑していた。
お兄ちゃんは乱暴だけど、愛すべき点があった。
お姉ちゃんは、おばちゃんが来ると、顔を反対にそむけて、
違う部屋に行ったし、おばちゃんも、おねえちゃんを無言で睨みつけていた。
トンちゃんは、スーパー収納名人で、掃除名人だった。
お姉ちゃんから、母性をもらったので、
私はお姉ちゃんに似た女性には弱いところがある。
背中にコリがあるわよ、と背中を縁側でよくさすってもらって、
極楽だったし、お姉ちゃんが泣いているときには、
お調子者で近づいた。
たまに、よん国から、伯父伯母がハウスに来た。
大声で、くれぐれもよろしゅうたのんます、と言って、帰った。
私は、乳児の時から、母に疎まれて、けがをして、大病院を往復し、
最後は、足首を切られかけて、大病院に運ばれ、
そこから、とんちゃんハウスにさらわれ、居所が見つかり、
伯父伯母が調整するため、姪のために尽力して無事解決に向かっている、
設定になったようだった。
父は、爵位はなくなったが、よん国内での地位は、確保されていて、
このころまでは、金をもらっていて、比較的裕福であった。
しかし、みをやつしていたので、ぼろい腹巻のおっさんだったが。
私が生死をさまよっている間、母は、実家に帰ったときに、
奥方様譲りの不行状が出たため、
たかおちゃんのところが一番ええ言うてるんや、あんたが一番やで、
と伯母が勝手に私の父母の将来を決めて、
それで父母が勝手に再縁することになってしまった。
しゃくは、父の妹が継ぐことになった。
父は、御方様の世話の功績で、金銭面で自由にしたが、
一日中秘書の役割をしていたため、義務教育を終えられず、
書類などの取り扱いができない低能者だから、と
父の妹の弁護士が話を付けてきたという意のことを
兄に語っていたのを私は聞いた。
いつも静かに黙っている私、は栄養不良ではあったが、不良子ではない。
なんやー。


御方様は、何匹虫を出したか、分からないと言っていた。
虫とは、赤ん坊の事だそうだ。
最後の晩さん会で、たかおうが、チンチンと乾杯の音頭を取ったときに、
みんなで、大爆笑したが、立つのもやっとだった、たかおうが、
小さな体で支えてくれた、と言っていた。
奥方様に若いツバメがいらっしゃる、と側付きのものに密告されて、
別邸に移された。
熱烈な手紙をしたためておられた、などの疑惑だったそうだ。
らしゃめんとのハーフの男前を父翁が連れてきたことがあって、
一目ぼれした、妄想系だけど、実行はしていない。
実の弟への送金のことを疑惑にされたみたい?
跡取りは、国の子でかわいがった。
という内容を言ってくる朝。


あさゆふに おくがたさまの ぐちをきき