朝食。
残りでした。
世界一周旅行へは、各地にいる、共産党協力者が随行してくれた。
黒海か、カスピ海では、くじらと、イルカが、
一行が乗る、船の横に近づいてきて、伴走した。
エジプトでは、砂が目に入って、痛んだ。
今みたいに観光地化する前で都市化していなかったので、
砂色一色の印象だった。
拉致被害児童らは、元大学医学部附属病院医師が背負子に、二人乗せて、
きよちゃんが私を手に乗せて動いていた。
歩ける子は、ずっと歩いていた。
双子の女児もいた。
双子の女児は、徳島県の私の遠い親戚が、大陸視察に行ったときに、
出来たハーフと、徳島県民との間に生まれた双子だった。
親が、この子らは、犬腹だから、不吉で要らない、と言ったから、
元大学医学部附属病院医師が買い取って連れ歩いていた。
双子は、私のダミーに出来るから、使えると考えていたようだった。
士族階層と、その他の拉致被害児童は、おきよさんが、ぜげんの目線で見て、
見た目と中身で、光るところがあったから、その場で連れ去った子どもも含まれていた。
砂漠で途中、一行は、道に迷って、オアシスにたどり着くまで、
野宿をした。
破壊される前の石窟もあった。
石窟では、きよちゃんが、ラクダ使いの男性と良い仲になって、
数時間、あれをやる間、パレスがあったから、皆できよちゃんが戻るのを待った。
メッカでは、ブラックボックスに触ったとたん、日食が起きた。
きよちゃんと、おっちゃんらの共産党員がメッカを巡礼すると、日が消えたのだ。
何日も世界を一行は、放浪した。
放浪して、たどり着いた所が気に入った、と元大学医学部附属病院医師が言った。
風光明媚とは、正にこの土地、と言うくらい、
空気も水も匂いもすべて、素晴らしい土地だった。
ここに永住することを決めた、と元大学医学部附属病院医師が言った。
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