昼、夜ごはん。
残りでした。
夜も同じになります。
ピカは、ダマンスキーで、2回くらい落ちた。
ピカの特徴は、衝撃波。
他の爆弾とは、違っていた。
ダマンスキー島で落とされたピカは、最新鋭の原発か、水爆だった。
衝撃波だけで、おけいは、鼻血を出した。
まぁくんが赤ちゃんを移動させた後、
まぁくんと、おけいは、毛布を2重重ねにした中に入って、
震えていた。地球が死んでしまう。
まぁくんは、新開地の託児所で、ママが亡くなる直前に、
おけいの後についていったら、生き延びるという遺言を信じていた。
なので、おけいが言うとおりに、動いてくれた。
毛布におけいが入って、ピカから身を防いでいるのと、
同じことをしたら助かると言っていた。
ピカの光は、数日続いた。
ダマンスキー島庁舎の隣の部屋に住んでいた商人は、
ピカが落ちた後、庁舎の廊下で倒れて
亡くなっていた。
ピカが落ちた街の様子を見ようと外に出て命を落としたのだった。
放射性物質が漂っているのと、光で、細胞がやけどするから亡くなったと思う。
商人の奥さんと、家族も隣の部屋で全滅していた。
何週間も庁舎の一室でわたしたちは、身を潜めていた。
貯めていた水が全部なくなった。
隣から水の匂いがするので、隣の部屋に水があるとおけいが言った。
すると、きよちゃんと、まぁくんが隣の部屋から、水を運んできて、われわれは
助かった。
恐怖とストレスで、きよちゃんは、台所スペースで、パニックに陥った。
きよちゃんが、隣のおじさんの遺体を、台所に運び込んだ。
そして、股間をむさぼり食いしはじめた。
きよちゃんの口と、商人のおじさんの股間が血に染まっていた。
その後、ミンサーをきよちゃんが持ち出して、
肉を轢き始めた。
地獄絵図だった。
きよちゃんが、商人の肉を、頬張っている最中に、突然苦しみ始めた。
陣痛だった。
きよちゃんは、炊事用のゴム手袋を着用した。
そして、あそこから、赤ん坊を取り出した。
元気な男の子が産まれた。
浅黒い肌の赤ちゃんだった。
石窟の城の中でラクダ使いの男性と良いことをしたときに出来た種だった。
ピカの光の中で生まれた新しい命。
~オブ ジョイか~オブ ジョイトイという命名がされた。
ピカの光の中で、みんな睡眠状態から起きだした。
ジョイの世話をみんなで焼いた。
混乱の中だったが、ジョイの誕生でみんな笑っていた。
私の遠い親戚が大陸の性接待を受けて、出来た双子の片割れが、
双子の姉妹の口車に乗って、外に出たときに被爆して、
帰宅したとたん、息を引き取った。
きよちゃんが、すぐに、双子の片割れを轢いて、
鰹節をたっぷり利かせただし汁の中に、
タラの白子のような双子の脳みそが浮かんでいた。
汁を飲んだ子もいた。
生き残った双子の片割れが、役立たずのあいつがこんなに美味しいなんて!
最後に役に立った、と言った。
嫌われ者の方が生き残ってしまったのだ。
あっっちにいって、あんたなんか大嫌い!とりえちゃんが言った。
拉致被害児童は私以外は、りえという名前で呼ばれていた。
厭離穢土を反対にして、りえだから、地獄行きという意味と、
元大学病院医師が言っていた。
ダマンスキー島で実験されたピカは、建物が倒壊しないような工夫をして、小型化し、
ターゲットを限定した新兵器だと、爆撃後、
視察に来た中国共産党開発担当者が言っていた。
中国軍が行進する長靴の音がダマンスキー島庁舎に響いた。
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